「AIアニメイラスト 自動生成」というフレーズを聞いたことがありますか?実際、AI技術の発展により、今ではアニメ調のイラストを自動生成することができるようになりました。しかも、ツールを使いこなせば、本格的なアニメーションのような動きのあるイラストも作成可能です。本記事ではこのAIアニメイラスト 自動生成の方法について、ツールの使い方やアニメ風の塗り方、実写映像をアニメ化する方法など、細かく解説します。さらに、AIモデルを使ったイラストの作成方法や、簡単なキャラクター作成方法なども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
AI アニメ風イラスト 自動生成の仕方
AIによるイラストやアニメの自動生成には、様々なツールやサービスがあります。例えば、以下のような代表的なものが挙げられます。
- Stable Diffusion:このAIはテキスト入力に基づいて画像を生成し、データセットを調整して最適化することができます。Stable Diffusion web UIというツールを使うと、ブラウザ上で簡単に操作することができます。
- NobelAI:この有料サブスクリプションモデルのSaaSは、アメリカのAnlatan社が運営しており、2021年6月15日にベータ版が公開されました。もともとは小説を自動生成するためのAIでしたが、2022年10月3日に画像生成機能を追加しました。テキスト入力に基づいてアニメ風やイラスト風の画像を自動生成することができます。
- PixAI:このAIはテキスト入力に基づいて画像を生成し、コミュニティサイトとして機能することもできます。PixAIを使えば、自分で画像を生成したり、他のユーザーの作品を見たり、コメントを投稿したりすることができます。
- AI Anime Generator:顔の特徴を強調してアニメ風の画像を生成する、画像入力に基づくAIツールです。あなた自身の写真や好きなキャラクターの写真をアップロードして、あなた専用のアニメ画像をダウンロードできます。
- Anime Diffusion:PixAIコミュニティサイトで利用できる、テキスト入力に基づくAIツールです。自作のイラストを創作することも、他のユーザーの作品を鑑賞することもできます。コメントを残すことで、より社交的なコミュニティで楽しめます。
- ImgCreator.ai:リアルな画像に変換しながら、アニメ風のイラストを生成するAIツールです。顔の特徴を強調することが可能であり、自分自身や好きなキャラクターの画像をアップロードして、自分だけのアニメ画像を作成することができます。
- Fotor AI Anime Character Creator:カワイイアニメガールや、黒人男女のアニメキャラクターなど、様々な種類のアニメキャラクターを生成するAIツールです。画像入力に基づいて、あなただけのオリジナルキャラクターを作り上げることができます。
- LoRA:Stable Diffusionという画像生成AIの拡張機能で、テキスト入力に基づいて線画を生成することができる便利なAIです。自分でテキストを入力するか、プリセットのテキストを選んで線画を生成することが可能です。
AI イラスト アニメ風塗り
自分で書いたイラストをペイントできるソフトはたくさんあります。その中でも「アニメ風」にイラストをペイントしてくれるソフトをここでは紹介します。
- Petalica Paint:手書きのイラストやラフスケッチをAIにアップロードし、色を塗ることができる素晴らしいオンラインツールです。自分好みの色のヒントを与えることもでき、独自の色彩スタイルを指定して、カスタマイズされた塗り絵を作れます。
- Style2Paints:アニメ、油絵、水彩画などのスタイルで線画や手書きのイラストを彩色するソフトウェアです。好みのカラーパレットを指定したり、リファレンス画像を使用することで高品質の塗り絵が作成できます。
- Pixiv Sketch:線画や手書きのイラストをオンラインで描くことができるサービスで、自動塗り機能を備えているので、手間なく色をつけることができます。
- Clip Studio Paint:線画や手書きのイラストを描くためのソフトウェアで、自動塗り機能を利用することができます。手動で色を塗ることもできますが、自動着色機能を使うことでより効率的な塗り絵作成が可能です。
- アイビスペイント:スマホアプリで、手書きのイラストやラフスケッチを描くことができます。自動塗り機能を使って、手描きの線画に素早く色を塗ることができます。
AI イラスト アニメ化
AIイラストをアニメ化する方法は多岐に渡ります。たとえば、下記のようなサービスが存在します。
- 「niji・journey(にじジャーニー)」:画像生成AI「Midjourney」をアニメ風二次元イラストに特化させたモデルで、自分好みのアニメ美少女を自動生成できます。また、クローズドベータテスターを一般に募集中です。
- 「Animated Drawings」:手描きのマンガやイラストをAIが最適化し、即座にアニメーション化してくれる無料Webサービスです。
- 「AIキャラメーカー」:紹介している10種類のAIキャラメーカーを使って、アニメ風のキャラクターやアイコン、アバター、イラストなどを手軽に作成できます。
AI 写真 アニメ化
AIを用いて、実写など写真をアニメ化する技術に関する情報をいくつかご紹介いたします。以下のサービスがございます。
PhotoDirector、PowerDirector、ToonMe、Sketch Me!、ToonApp の5つのアプリが、写真や動画を漫画風やアニメ風に加工できるサービスを提供しています。
- PhotoDirector:サイバーリンクが開発・販売している写真編集ソフトウェアです。非破壊処理方式による、オリジナル素材を保持したままの写真調整が可能です。ホワイトバランス、レベル、トーン、色調、光量などの修正ができます1。また、デジタルカメラのRAWファイルの取り込みも可能です。
- PowerDirector:サイバーリンクが開発・販売するWindows用動画編集及びオーサリングソフトウェアです。エフェクト、トランジション、パーティクル、字幕などの効果のほか、ディスク作成、動画ファイル出力、YouTubeやFacebookへの直接アップロードなどが可能です。
- ToonMe:Linerock Investments LTDが提供する写真加工アプリです。写真をアップロードすると人工知能を使って好きなフィルターの加工をしてくれます。ディズニーキャラクター風の加工ができると人気ですが、それ以外にもジブリ風だったり、バービー風だったり様々なキャラクターやイラストになることができます。
- Sketch Me!:写真を鉛筆風やパステル風の、スケッチのようなイラスト写真に加工してくれるアプリです。
- ToonApp:顔写真を漫画風のイラストタッチに変換してくれる、マンガカメラアプリです 。
他、VanceAI 写真イラスト化というサービスは、自撮りを漫画風に加工したり、写真を3Dアニメ風に加工したりすることができます。
また、動画生成AIアプリの「Animai」は、1枚の画像からキャラクターと背景を分離し、ボーン構造を埋め込んでアニメーションを生成することができます。
「Anime Art Painter」は、写真をアニメ風に変換するAIです。特に背景の生成に特化しており、アニメ背景を生成することが可能です。
AI イラスト アニメキャラ化 呪文
AIイラストをアニメキャラ風にするための「呪文」というのは、AIでイラストを描くときに使われるワード(プロンプト)のことです。いろいろなサイトやアプリで、この呪文を使って簡単にアニメキャラ風のイラストを生成することができます。例えば、以下のようなサイトがあります。
- ・「NovelAI・nijijourney・Stable Diffusion」といったサイトで、呪文を自動生成することができます。自分の好みに合わせて条件を選択することで、簡単に呪文を作成できます。
- ・アニメ「空の境界」や「コードギアス」などのキャラクターの呪文がある、NovelAIでアニメキャラ風のイラストを生成するための呪文が掲載されたブログ記事もあります。
- ・Stable Diffusionで美麗なイラストを生成するための呪文のコツをまとめたブログ記事もあります。基本的な呪文やテンプレート、具体例などが紹介されています。
AI イラスト アニメ モデル
AIイラストアニメモデルとは、アニメ風のイラストを生成するために使用する学習済みのAIデータです。色々なモデルが存在し、それぞれ異なった特徴や適用方法を備えております。例えば以下のようなものが挙げられます。
- ・Stable Diffusionイラスト生成モデル:Stable Diffusionという画像生成AIによる、実写系や美少女イラスト系などのモデル一覧が掲載されています。各モデルについては、倫理的問題や商用利用の可否も記載されています。
- ・Stable Diffusionおすすめモデル:Stable Diffusionを使用し、アニメ風イラストの品質を向上するカスタムモデルがいくつか存在いたします。例えば、SakuraMix-V2やSukiAni-mixなどが挙げられます。
- ・AIキャラメーカー3:アニメキャラクターをより手軽に製作するためのAIを活用するサービスや製品が多数存在いたします。例えば、Vroid StudioやWaifu Labsなどが挙げられます。
『Stable Diffusion』によるイラスト生成AIには、4つのモデルがあり、それぞれのモデルを比較したブログ記事があります。記事には、各作品を生成するために必要な除外テキスト、指示テキスト、および効果的なキーワードなど、作品制作に必要な要素が含まれています。また、NovelAI Diffusion wikiでは、『ウマ娘』や『STEINS;GATE』のキャラクターに関する生成呪文(キャラクター)5の一覧も紹介されています。
まとめ

ここでは、ゼロからアニメ風イラストを生成する方法に始まり、イラストをアニメ風にペイントする方法、特定にアニメ風イラストを作成するためのモデルなどを紹介しました。AIの進歩によりアニメ風イラストのみではなく、アニメ自体を簡単に作れてしまう未来もそう遠くないのかもしれません。ただし、簡単に作れてしまうからこそ著作権に関しても注意が必要となってきています。大好きなアニメでも、生成するイラストが著作権に触れていないか気をつけながら利用しましょう。
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