AIによりリアルなイラストを作成することができます。ユーザーがテキストでキーワードを指定すると、そのキーワードに応じた画像が自動生成されます。
リアルなAIイラストを自動生成できるStable Diffusion 各モデルについて
数ある描画AIの中でもStable Diffusionは今最も勢いのあるツールです。Stable Diffusionには、リアルなイラストを生成できるモデルがいくつかあります。例えば、Realistic Vision、ChilloutMix、RealDosMix、BRA(Beautiful Realistic Asians)です。これらのモデルは、実写と見分けがつかないほど高品質なイラストを生成することができます。
Stable Diffusionの各モデルについては下記をご参照ください

Stable Diffusionの使用方法
Stable Diffusionは、ローカルでもGoogle Colabでも使用することができます。ローカル環境でStable Diffusionを使うには、ボランティアで作成されたファイルをダウンロードしてフォルダに入れ、トレーニングモデルを移動・リネームし、batファイルをクリックし、プロンプトを設定する必要があります。
ローカル環境の設定方法はこちらをご覧ください。
リアルなaiイラストを作成するための呪文(プロンプト)
描画AI「Stable Diffusion」は、テキストでキーワードを指定すると、それに応じて画像が自動生成されます。このテキストを “呪文 “と呼びます。
例えば、リアルな雰囲気を出すためには、「Realistic」、「RAW photo」、「real person」、「portrait photography」、「photorealistic」などの呪文が有効です。
プロンプト使用例(モデル:RealDosMix)

pronpt
best quality, masterpiece, White hair,detailed, red eyes, windy, floating hair, snowy, upper body, detailed face, winter, trees, sunshine
negative pronpt
(worst quality, low quality:1.4)
プロンプトを作成する際は下記項目が基本項目となります。一部プロンプトの例を挙げつつ説明します。
1.画質 クオリティアップ
イラスト全体のクオリティを指定します。入力するだけで大分違いますので必ず入力します。
masterpiece, best quality ((best quality)), ((masterpiece)), (detailed),
2.被写体の指定
単純に被写体を絞るように指定します。(人物や風景など)
a girl,1girl, 1boy, female ,no human,beautiful forest Landscape
3.要素を加える
最も重要な部分で、できる限り細かく指定します。特に重要視したい項目は(detailed clothes:1.2)のように重みづけを実施します。また同じようなプロンプトを重複するように記入するとAIも「重要な要素」として認識します。
(beautiful face:1.2)(standing:1.2)monochrome,sitting
※単語に重みをつける場合は (detailed clothes:1.2)などカッコで指定する構文がある
・ヘアスタイル
black hair, long hair,long hair, twin tail, pony tail
・衣装
baseball_cap,t-shirt,jacket,cargo_pants,sneaker,backpack,red jacket, blue kimono, obi,trench ,school costume, maid costume,coat,long cargo,schoolgirl_uniform,smart phone, scarf
・表情
smile, angry,laugh,joy,annoyed,irritated,grin,scared,upset
4.背景場所の指定
舞台となる場所を指定します。
black background, white background, on the street, in public, night street, people around,
outdoor, indoor, school, book store ,night sky, outdoors,(indoor,bedroom:1.2)cyberpunk city,
5.描画
全体のコンセプトを指定します(art風など)
oil painting watercolor chibi realistic Concept art Pencil drawing
6.構図
人物、バックグラウンドなどの構図を指定します。
close-up shot, middle shot, long shot,from side,from above,from below,looking away,looking up
high angle,
7.照明 ライト効果
照明の効果や色を指定します。
daylight, moody lighting,midnight, midday highres, perfect ligthing,glowing neon lights,
StableDiffusionでリアルなポートレートを作成するためのスペル(プロンプト)のヒント
StableDiffusionでは、「プロンプト」と呼ばれるテキストを入力することで、AIが画像を生成します。呪文(プロンプト)には基本ルールがあります。優先したい項目を先に指定する。単語(トークン)の最大数は原則75、プロンプトは括弧で適切に重み付けする、時にはプロンプトの重みを減らすことも重要、モデルによってはもっと低い重みを推奨する場合もあります。
これらのルールを守ってプロンプトを入力することで、目的の画像を生成することができます。より細かな呪文(プロンプト)を入力することで、希望する画像を生成することができます。
- ・高画質を示唆する言葉を増やす → イラストのクオリティが格段に上がる
- ・ネガティブワードを追加する(ネガティブプロンプト)→アウトプットされて欲しくない要素を多く挙げる(追加すればするほど、求めるイメージに近づいていく)例:worst quality, low quality:1.4,bad eyes,dirty faceなど
- ・細部を重視した言葉を入れる。
見た目、表情、体勢、構図など、なるべく具体的に指定する。→ 付け足すほど、求めるイメージに近づく。
細かく書き足せば書き足すほど、求めるイメージに近づく。 - ・単語に重みをつけるをことによりAIの理解が深まる (detailed clothes:1.2)
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